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信じて待つ

私たちは、もともとひとつの光でした。
あらゆる感情をあじわうために
あらゆる人生を体験してきました。

このひとつの人生だけをみると、
お金持ちの家に生まれてくる人もいたり、
生きているだけでせいいっぱいの国に生まれたり、
健康だったり、身体が不自由だったりと、
とても不公平に見えますね。

けれども、何百回、何千回、何万回の転生の中で、
あるときは王様もやり、ある生では泥棒もやり、
警察官もやり、スポーツ選手もやり、病人もやり、
殺す人をやったり、殺される人をやってみたりと、
あらゆる役柄を体験することで、
みんなバランスがとれて平等なのです。

100人いれば100通りの道を歩いてきました。
ですから、戻るところはひとつでも
帰り道はまた100通りあるのです
同じでなくていいのです。

ひとは、
科学から、物理学から、スポーツから、宗教から、
医学から、音楽、絵画、彫刻などの芸術から、
または、病気にかかることから、
あるいはそれを看護することから、

愛する人との別れから、淋しさや孤独から、
海や山の自然から、出産や子育てから、
健康や喜びをもたらす料理から、

あるいは、争いや戦争の中から、
必ず何かの感情をともなって、
生と死、肉体と魂、ここに在る意味や役割について考え始め、
やがて宇宙の真理に気づいていきます。

ただ歩くことや、ただ話すことから、
ただだまってすわっている中にも、
また、眠りの中にさえ、気づきのチャンスはひそんでいます。

それぞれ自分の書いたシナリオ通りに、
それぞれのテンポで目覚めていきます。
必要な時に、必要な体験をして、
体験の中の毎瞬々々が、チャンスの連続。
誰と比べる必要もないのです。

それは、5年10年という時間ではなく、
一生、二生、あるいは五生、十生・・・
あるいはもっと先のことかもしれません。
次元を越えて、星をまたぎ、私たちは進化を続けます。

どの道を歩いても、みんな必ず光に戻ります。

だからこそ、地球という星に生まれた人間として、
野の花に目をとめ、季節をあじわい、
日々のできごとを感じ、この肉体を愛し、
あらゆる生命を慈しんで、
この生を大切に生きたいと思います。

”信じて 待つ”
そんな、宇宙の大きな愛に
近づきたいものですね。



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